私の母は潔癖症で掃除はとことん毎日やるタイプでしたが、料理はめっきし苦手で朝食はパンと目玉焼き(それすら苦痛と言います)よく夕食などを作るのはめんどくさいし、とても嫌だと話していました。特に油料理などでキッチン周りが汚れるのがとてつもなく嫌だということでした。そんな母なので、友人が母親と料理を一緒に作ったという話を聞くと羨ましくて、私も一緒にお料理を手伝いたいと申し入れましたが、許されることはありませんでした。大人になって一人暮らしをした時にやっと料理を自分で作れると思い、挑戦してみましたが、なんと、母と同じ血なのかちっとも楽しくなく、しかもキッチンが汚れるのと後片付けが嫌で作ることは苦手意識がつき、全くしなくなりました。一人暮らしなので、お金はかけられないため、ごはんに醤油をかけておしまいにしたりしていました。そのため、よく使われる目分量や塩少々などの曖昧な表現だとさっぱり検討がつかないため、一度友達の家でお好み焼きパーティをした時のことです。

「粉に水をいれてくれる?」「どのくらい?」「大体でいいよ」と言われ、その大体が分からずに、並々入れてみんなに驚かれて未だに笑い話になるという出来事がありました。そんな、私も結婚して子供も二人授かり、離乳食や毎食作るようになりました。しかし、小さいころの「料理は嫌なことだ」という母の記憶としみ込んだ苦手意識は中々払拭されずに今でも苦手ですが、家族のために何とか頑張って作っています。味はさすがに上達しました。苦手意識をなくして、楽しんで料理を出来るように、子供達には楽しんで欲しいと一緒に作るようにしています。